囚われて…

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剣を手にしたリシャールは、瞳に溜まった涙を拭うと、きっと竜人達を睨み付ける…



「おのれ、竜人共め!
今度こそ、許さん!!」



先程までの怖い人キャラとは一変。
竜人達の視線が、リシャールに釘付けになる中、リシャールは、勇ましい叫び声と共に竜人達の中へ突進していく。
剣を構え、四方からリシャールに襲いかかる竜人相手に、舞うがごとくに長剣を振り回し、次から次に血の海に沈めていく…



「嘘……」

あまりの豹変ぶりに、リシャールと一緒に捕えられていた金髪ハンサム君は声も出ない。



ザイは一本の矢をもはずすことなく、バッタバッタと竜人を倒していく。
アーロンも、リシャール程ではなかったが、それなりの数をお倒していた。
しかし、ここは竜人達の根城。
倒しても倒しても、それを上回る数の新手が現れる。

優勢に見えていたザイ達に少しずつ翳りが見えて来た。
特に、リシャールの疲労は激しい。
長い黒髪は汗で貼りつき、苦しそうに肩で息をしている。



(ま…まずい…
そろそろ、私の体力の限界が…)

リシャールがそう考えたのと同時に、彼の意識は途絶え、そのままばったりと崩れるように倒れこんだ。



「リシャール、どうしたんだ!!
……うっ!」

リシャールに気を取られた所を、後ろから棍棒で殴られアーロンは一瞬で倒れた。



「くそっ!二人共、何やってんだ!」

竜人達は、じわじわとザイににじり寄って来る…
弓しか武器を持たないザイは、接近戦には不向きだった。
手当たり次第に、矢を放つが、その矢もいつしかなくなった。
こうなれば、後は魔法しかない…
ザイがそう考えた時、上空から飛びかかってきた竜人達によってザイは打ちのめされ、そのまま意識を失った…


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